ICD‐10 精神および行動の障害―臨床記述と診断ガイドライン
「ICD‐10 精神および行動の障害―臨床記述と診断ガイドライン」のレビュー・感想

【条件設定の文章を読み判断する形式である。】
精神上に発現する症状について(心因あるい器質由来の)その症状名、または病名を
判断するための条件が文章形式で記されている。『精神および行動の障害』の判断基準である
と言う邦題は、この中に、心因性のものと器質性のものが、
両方含まれているという意味ではたいへん正確である。
世界保健機構WHOの基準で、日本では、DSMとともに、代表的な判断基準である。
読んでみるとわかるが、DSM(アメリカ精神医学会)と比べると
文章形式なので、判断は読む人(判断を下すひと)の主観に負...

【『ICD−10』が日本国の精神医療業界の原則になった歴史を知ろう。】
精神医療業界は嫌な世界である。
宇都宮病院事件はその醜い世界を 世間に知らしめた。
『精神衛生法』は、『精神保健福祉法』に変わった。
『精神保健福祉法』で精神障害者の概念が明確化された。
日本国はきわめて割り切ってこの分類体系を採用した。
なんとならば、日本国はWHO(世界保健機関)に所属しているから。
この分類体系の目標は、世界で好き勝手に分類してきた医療側の動きを封じ、世界共通の分類体系にさせることであった。
この分類体系は 統計学的処...

【医薬系クライアントの案件の勉強のため購入】
精神病は、体調の変化などだけでは、診断が難しいため、国際的な判断基準が存在しており、本書がそのひとつ。
医薬系クライアントの案件の勉強のため購入。
鬱や躁、過食、拒食、性欲過剰に統合失調など、既知のものから新しく知るものまで、分類の多さに驚かされる。
“メンタルヘルス分野はまだまだ開発途上にある”という印象がした。

【「精神および行動の障害」】
本書は、精神疾患の診断基準が書かれている。
精神疾患についてなじみがない人であっても、本書を読み、その疾患について調べ、
熟読することで、障害の概要を理解することができる。
また、医療に従事する人にとっても、診断基準を確認する意味で有用である。
「精神分裂病」は「統合失調症」に取って代わっており、
精神疾患においては、最新の情報も得ることができる。
最近、話題になっている、「知的障害」「広汎性発達障害」(アスペルガー症候群、自閉症)
「多動性障...
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