カプラン臨床精神医学テキストDSM‐IV‐TR診断基準の臨床への展開
「カプラン臨床精神医学テキストDSM‐IV‐TR診断基準の臨床への展開」のレビュー・感想

【手軽に日本語で調べられるのはいいが誤訳が多すぎる。】
本の構成は原著に従っているのだから文句は無い。よく整った教科書だと思う。しかし、日本語訳がひどい。精神医学を勉強した事があるのか疑ってしまった。少なくとも、日本人が書いた一般的な教科書の訳語を参照すべきだと思う。初学者には勧められないが、辞書代わりに使用するのにはとても便利だ。

【臨床精神医学のテキスト】
臨床精神医学のテキストとしてとても良いと思います。あらゆる精神医学の疾患に対し、非常に多面的に詳しく記載がなされています。日常の臨床で、少し調べたいときにとても役に立つ本です。じっくり読まなければいけませんが、論文のようにあちこち探す必要がないので、非常に重宝します。どこかに一冊おいて置くととても役に立つ本だと思います。よく読むととても勉強になります。

【精神科の医学生だけでなくても内容が良い】
臨床精神医学テキストというと、精神科の学生向けでむずかしいと思ってしまうが、読者対象は医療従事者だけでなく、一般的に精神医学に興味を持っている人にも十分読みこなせると思う。
内容として、これだけのことが、臨床精神医学の範疇にあるのかとはこの本をよんで感じた。年齢別の結婚問題とか・・・。
値段もそれなりに、高価だがそれ以上の価値は十分にある。ぜひ読んでほしいものである。

【前版の“カプラン”とは別物!定番としての価値あり。】
日本における初版は857ページ、35章であり、Kaplan & Sadock's Synopsis of Psychiatryの7版の一部を割愛して翻訳したものであった。かなり読み込んだつもりだったが、常に物足りない感じがあり、ほしい情報が不足していると感じたものである。さらに、1994年のもので、当然ながら最新の情報は記載されていなかった。
今回の第二版はまったく別物である。1525ページ、60章とほぼ2倍の量であり、2003年の第9版の翻訳本である。精神疾患とその説明に終始していた感の強い前版に比べると、今回は“ライフサイクル”“脳と行動”“心理社...
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